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(11.10.06)厚労省発表/待機児童数2万5556人、微減するも依然高どまり
―保育所数は前年より317か所増加―
厚生労働省は2011年4月1日現在の「保育所関連状況取りまとめ」を公表しました。それによると待機児童数は2万5556人で、昨年の2万6275人と比べると719人の微減でしたが引き続き高どまりの状況は変わりありません。 利用児童数は4万2837人の増で、前年同比3万9140人増をさらに上回ることになりました。保育需要が引き続き高い傾向であることを示しています。保育所数は2万3385か所で前年比317か所の増となっています。前年同比の数は143か所増なので、この1年間では前年増加数の2倍以上となっています。この間、規制緩和政策で既存施設への受入枠拡大で対処してきた自治体が、保護者や保育関係者の保育所増設要求に押される形で新設を進めたものと思われます。 新システムによる保育の市場化ではなく、現行の国と市町村が保育実施責任を果たす制度によりに保育所の増設を進めることが一層求められています。
厚生労働省/「保育所関連状況取りまとめ」(2011年10月4日)のデータを『保育情報データベース」に2011年10月4日付けで登載しました。
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