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【14.08.21】集団的自衛権行使容認に反対するアピール
子どもたちの明日に戦争はいらない 集団的自衛権行使容認に反対するアピール |
全国保育団体連絡会 |
すべての子どもたちの健やかな成長、発達をねがう私たち保育関係者は、憲法9条の解釈の変更、集団的自衛権の行使容認に反対し、閣議決定を撤回することを求めます。
子どもたちは、日々泣き笑い、今をせいいっぱい生きています。けんかをしても、お互いの思いを聞き合い、話し合って解決することを学んでいます。それはお互いを理解し、尊重することによって平和な社会を築いていく基になります。私たちは子どもたちの未来のために、困難であっても、対話や交渉によって国際社会に平和をもたらす道をあきらめるわけにはいかないのです。暴力や武力では決して平和はつくれません。
これまで日本国民は、戦後70年近く、恒久平和を誓った憲法前文と戦争放棄を定めた憲法9条のもとで、戦争によって誰一人殺されることも、殺すこともしてきませんでした。しかし、政府の集団的自衛権の解釈の変更は、日本を「海外で戦争する国」「殺し殺される国」へと導くものです。
全国保育団体連絡会は、1969年、平和のなかでこそ子どもの未来を拓くことができると、平和と民主主義の保育・教育を守る保育関係者の意思を表明するために、第1回全国(民間)保育団体合同研究集会を開催しました。以来、平和と民主主義の保育・教育を求め、全国各地で保育実践と運動を積み重ねてきました。
私たちは、子どもたちが再び戦争の犠牲になることがないよう、自国民と他国民を戦争の恐怖にさらすことがないよう、平和な社会で子どもたちを育んでいくために、保護者、保育関係者とともに、全力をつくす決意をここに表明します。
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