第41回保育合研(大阪)/全都道府県から、12,429人がつどい大成功!!
「輝け!子どものいのちと笑顔 ひろげよう 平和への願い」をテーマに、7月25日~27日にかけて第41回全国保育団体合同研究集会が大阪(会場:舞洲アリーナ/関西大学千里山キャンパス)で開催され、全都道府県から12,429人が参加し、大成功のうちに終了しました。
集会は、開催地大阪の男性保育士と保護者(お父さん)が打ち鳴らす「三宅太鼓」で勇壮に開幕しました。700人の5歳児と500人の保護者・保育士による「BELIEVE(ビリーブ)」「ぼくら太陽の子」「合研大好き歌」(開催地創作曲)の大合唱は圧巻で、一気に会場を感動に包み込みました。13年ぶりの大阪開催。公的保育制度が崩されようとしている中で、その流れを押し返す力になるよう、「保育士と保護者が一つになって創り出すエネルギーを参加者に伝えたい」、「大人たちをつなぐ子どもたちの大きな笑顔を会場に届けたい」という思いが見事に伝わってきました。
引き続き行われたオープニングフォーラムでは、子どもの発達保障と保育実践の課題、保育をめぐる情勢と保育運動について基調報告を踏まえたミニ講演が行われました。各地からの実践報告で、「なぜ私は保育運動をするのか」という切実な思いを保護者が、悩みもやりがいもある保育の醍醐味を男性保育者が語りました。また、待機児童をなくす取組みについて、無認可保育所の園長から報告が行われ、参加者の胸を打ちました。
2日目は、2つの市民子育て講座、16の基礎講座、開催地企画の保健特別講座、二本松はじめさんの実技講座、開催地企画の福祉シンポジウム、「ちいさいなかま」シンポジウム、保育制度シンポジウム、45に及ぶ分科会や3つの子育て交流会を行い、全国各地の保育実践や保育運動の交流・討論が旺盛に繰り広げられました。
3日目は、開催地実行委員会による「天満のとらやん 保育がたり」で大阪の保育運動の歴史が豊かに紐とかれ、運動の歩みと広がりを確認し合いました。その後、2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんの記念講演が「子どもたちに 輝く未来を手渡すために 大切にしたいこと」と題して行われました。
閉会集会では、講座・分科会数、持ち寄られた提案レポート数など、過去最高の規模で取り組まれ成功させた第41回合研集会を力に、すべての子どもたちに食べる・寝る・遊ぶ・笑うことを保障できる豊かな保育、子育てを求めるために手つなぎを広げ、公的保育制度を守りさらに発展させる運動を各地で広げていくことを呼びかけた集会アピールを採択し、幕を閉じました。