全国保育団体連絡会

2024年度国会請願署名活動スタート/署名用紙完成

2024年度国会請願署名活動、スタート!

 全国保育団体連絡会は、よりよい保育を!実行委員会の一員として、2024年度の国会請願署名運動をスタートさせます。
 政府は異次元の少子化対策として「こども未来戦略」を打ち出し、私たちが長年求め続けてきた4・5歳児の職員配置基準改善がようやく実現しました。しかし、期限の定めのない経過措置の設定や、1歳児の配置基準改善の先送りなど、配置基準は国際的にも貧しいままです。子どもたちの健やかな育ちを保障するためにも、すべての年齢について、さらなる改善とそのための財源確保が緊急の課題になっています。
 また、保育士等職員の賃金などが全産業平均よりも低い実態もかわらず、人手不足も深刻です。改善がすすまない処遇、労働条件が現場を疲弊させており、この改善も急務です。
 さらに、地域における保育・子育て支援のニーズが大きくなっており、日常的に子どもの育ちと子育て家庭を支える、社会資源としての保育・学童保育を国と自治体の責任で維持・拡充し、だれもが安心できる子育て支援施策を展開していくことが求められています。
 私たちのねがいは、だれもが安心して子どもを生み育て生き生きと働ける社会、子どもたちが大切にされ未来に希望を持てる社会を実現することです。こうしたことを踏まえ、今年度の署名は以下のような請願項目を掲げました。

  1. すべての子どもの権利を保障するために、国・自治体の責任を堅持・拡充して、保育・学童保育の基準・施策を抜本的に改善し、予算を増額してください。
    ①1歳児の職員配置基準をはじめ、すべての年齢の配置基準をさらに改善してください。
    ②保育・学童保育において、子どものために十分な保育士・職員を確保できるよう、賃金・処遇・労働条件を抜本的に改善してください。
    ③給食費も含め、すべての子どもの保育料を無償にしてください。
  2. 子育て支援施策は、国・自治体の責任のもとで、子どもの権利が保障され、だれもが安心できるよう、十分な人と予算をつけてください。
  3. だれもが安心して子どもを生み育て、ゆとりある生活が保障されるよう、すべての働く人たちの労働時間を短縮し、賃金を引き上げてください。

 署名活動を通じて、広く世論に保育・学童保育の実態を伝え、国の予算の大幅増額と施策の改善を求めていきましょう。

署名用紙完成

 署名用紙は1枚で10名まで署名することができます。裏面は、請願内容をイラストで説明しています。
 1枚3円、送料実費でお送りいたします(9月5日以降発送可)。
 注文書をFAXでお送りください。
 署名用紙注文書PDF

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