署名用紙完成/2023年度国会請願署名運動スタート!
2023年度国会請願署名活動、スタート!
8月21日更新
全国保育団体連絡会は、よりよい保育を!実行委員会の一員として、2023年度の国会請願署名運動をスタートさせます。
政府は、国が直面する最大の危機である少子化を反転させるとして「こども未来戦略方針」を閣議決定しました。「75年ぶりの配置基準改善」として、私たちが長年求め続けてきたことが盛り込まれましたが、実施の時期は明記されていません。また、「こども予算倍増」が2030年代初頭までに先延ばしされる一方で、「防衛予算倍増」は2027年に達成する見込みが示されています。さらに子育て支援策の財源確保のために医療など社会保障費の削減や社会保険料の値上げ等が検討されており、市民の中に不安が広がっています。
この間、保育・学童保育の職員配置や施設基準の改善はすすまず、国際的にも低い水準のまま放置され、職員の負担が増大しています。そして、保育者の賃金などが全産業平均よりも低い実態が人手不足をまねき、現場を疲弊させています。また、待機児童が減ったとはいえ、多くの隠れ待機児童が存在するなど、いまなお必要な保育が受けられない状況があります。人口減少地域においては、保育・子育て支援ニーズに充分に応えられず、施設運営も困難になっています。いま、乳幼児期からの安心できる子育てのためには、日常的に子どもの育ちと子育て家庭を支える、社会資源としての保育・学童保育の維持・拡充がどうしても必要です。
こうしたことを踏まえ、今年度の署名は以下の4項目を請願項目に掲げました。
- 子どもたちの命を守り、保育・学童保育を充実させるために、子どものための予算を、ただちに大幅に増やしてください。
- 保育・学童保育の職員配置基準を引き上げ、職員を増やしてください。
- 保育・学童保育にかかわる公費負担を増やし、賃金・労働条件を引き上げてください。
- すべての子どもの保育料を、給食費なども含めて無償にしてください。
署名活動を通じて、広く世論に保育・学童保育の実態を伝え、国の予算の大幅増額と施策の改善を求めていきましょう。
署名用紙完成
署名用紙は1枚で10名まで署名することができます。裏面は、請願内容をイラストで説明しています。
1枚3円、送料実費でお送りいたします(9月4日以降発送可)。
注文書をFAXでお送りください。
署名用紙注文書PDF
また、下記リンクより署名用紙のデータをダウンロードできます。