11.4保育大集会 全国から1,800人参加
集会では、各地から参加した保育士や園長、保護者など、様々な立場から、保育・子育ての現状について、報告されました。
- こども誰でも通園制度の試行的事業を実施している公立園で働いている。携わってみて、この事業には経験ある専任職員が必要であること、登録制にして子どもとの関係を積み重ねる必要があると感じた(京都・公立園保育士)。
- 子ども人口が減少している中で、4月時点でゼロ歳児の入所がなかった。運営費が入らず、働き続けられるか、職場に不安が広がった(岩手・民間園保育士)。
- 園長として、職員が安心して働き続けられるようにしたいが、保育士不足が深刻。現場の保育士数はぎりぎりで、急な休みや休暇が重なると体制を組むのにてんてこ舞い。休むことが申し訳ないと職員が感じてしまうようでは、働き続けられない。自治体格差もあり、大元の国の制度を変えないと保育現場はよくならない(愛知・民間保育園園長)。
- 保育園では基準以上に保育士を配置し頑張っている。税金は、防衛費ではなく子どものために使ってほしい(茨城・保護者)。
集会の基調報告では、運動し続けたからこそ現在の保育がある、あきらめずに声を上げ続けることが大切、と強調されました。