第47回合研集会(東京)/全都道府県から10888名が参加
今年、東京都江東区にて8月1日~3日の3日間開催された第47回全国保育団体合同研究集会。全都道府県から10888名が集い、全国各地から持ち寄られた保育実践や運動について交流しあいました。
1日目
開催地・東京実行委員会による子どもたちと保育者・保護者による荒馬踊りで開幕し、全国のみなさんを盛大に歓迎しました。
続いて行われたオープニングフォーラムでは、子どもや保護者を取り巻く現状や今年からスタートした子ども・子育て支援新制度の課題を明らかにしました。また、愛知の保育者からは、若い世代の保育者同士がつながり合い、運動と保育実践を高め合う仲間づくりの大切さを経験をもとに報告。保育所に入れなかった東京都足立区の保護者が保護者同士のネットワークづくりと認可保育所増設運動に取りくんだ報告などを中心に今集会の基調報告を深めながら、私たち保育関係者の役割や課題などについて学び合いました。そして、戦後70年の節目の年に、平和への願いを参加者のみなさんと確認しあいました。
そして文化企画では、オペラシアターこんにゃく座さんによるオペラコンサートが行われました。
2日目
分科会はじめ、子育て講座、基礎講座、実技講座、保育制度講座&シンポジウム、『ちいさいなかま』企画の講座&シンポジウムなどが行われたほか、全国各地から保護者や保育者などから分科会の提案がされ、保育実践や保育運動の交流をしあい、保育・子育てについての討論を旺盛に展開しました。
3日目
【開催地企画と高畑勲氏による記念講演】
開催地実行委員会のみなさんが、「うたでつなごう 東京の保育~現在・過去・未来~」をテーマに、東京の保育の歴史と現状を合唱構成で表現しました。
記念講演では、「映画をつくりながら考えたこと」と題して、アニメーション映画監督の高畑勲さんにお話いただきました。平和な社会をまもるためには、いま行動しなければならない、という強い思いをお話されました。
そして、閉会集会では、集会アピールを採択し、来年の開催地・島根での再会を誓って閉会しました。